Yuu の音楽談義

主にバロック音楽について

affetto(アッフェット)とバロック音楽

 

 

みなさん、こんにちは。ゆうです。

 

さて、上の写真の本。

ご覧の通り、

 

音楽史シリーズ3

バロックの音楽」

C.V.パリスカ著 

藤江効子・村井範子訳

東海大学出版会

 

という1975年に第一刷発行という、古い古い本です。

これを大学1年生の時、

楽書講読という授業で、1年かけて読みました。

 

この本の第1章「バロックの理念」に、

下の写真の内容があります。

この赤線で示した

情念「passion」

感情「affection」

に、何故か強烈に惹かれたのを覚えています。

これらの言葉は大学時代も、その後の東京での学生生活でも

ずっと私を捕らえて離さず、

結局なんと、私をイタリアまで渡らせることになったのでした。

 

affection はイタリア語で affetto。

こちらでの学校でのレッスンでも、コンサート活動でも

根底で大切に扱われている affetto。

全ては affetto につながっています。

 

次回は affetto について少し書いてみましょう。

 

 


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