Yuu の音楽談義

主にバロック音楽について

イタリア語発音は口の中のどの位置で行われるか

[写真はイタリア語発音の口内図。ネットから借用] こんにちは、ゆうです。 随分長く間を空けてしまいました。ま、1か月に1回くらいの更新頻度ではありますが…。 さて上の図は、イタリア語発音の際、どの母音が口の中のどの辺りで発音されるのかを示したも…

演奏者はその演奏でもって聴衆の心を動かす。それは宿命である(クインティリアヌス)。

マルクス・ファビウス・クインティリアヌス Marcus Fabius Quintilianus(ラテン語) マルコ・ファビオ・クインティリアーノ Marco Fabio Quintiliano(イタリア語) こんにちは、ゆうです。 「音楽談義に何故にローマ帝国の修辞学者を引っ張り出してくるのだ?…

器楽奏者の私が歌手よりもイタリア語を学ぶ訳

バルダッサーレ•カスティリオーネ Baldassarre Castiglione こんにちは。ゆうです。 前回の続きで、またアフェットについて書く前に、 そこへいく足掛かりのような話をしましょう。 イタリアでバロック音楽を、特にイタリアものを演奏する際、 演奏上の語感…

affetto(アッフェット)とバロック音楽

みなさん、こんにちは。ゆうです。 さて、上の写真の本。 ご覧の通り、 音楽史シリーズ3 「バロックの音楽」 C.V.パリスカ著 藤江効子・村井範子訳 東海大学出版会 という1975年に第一刷発行という、古い古い本です。 これを大学1年生の時、 楽書講読という…

初めまして、ゆうです

初めまして、ゆうです。 ずいぶん長くイタリアに住んでいます。 このブログでは、主に ・イタリア鍵盤バロック音楽 ・イタリア語 ・それら両者の関係 に関することを、ぽつぽつ書いていきます。 (写真はベルナルド・パスクイーニの自筆譜のコピー)